中小企業診断士「一歩ずつ👣」

中小企業診断士として、中小企業を経営される皆様をご支援させていただくブログです

売掛金が増えていませんか?

皆さん、こんにちは。


前期と当期の売掛金を比較して増加している場合、

売上が順調に伸びているのであればよいですが、

1.売掛金の中に不良債権が含まれていたり、

2.販売先との取引条件を変更されたりはして

いないでしょうか。


特に、2の場合は、さらに整理しておくと

①力関係で、不利な条件を飲んで増加

②販売先の体力が弱いので資金支援目的で増加

③販売先が倒産したにも関わらず計上し続け増加


②ならばプラス評価ですが、①、③の場合は、

早めに見直す必要があるかと思いますが

いかがでしょうか。

 

 

 

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2次試験対策

皆さんこんにちは。

私は、中小企業診断士2次試験2年目の2014年に

合格させていただきましたが、

その時の学習法について振り返ってみたいと思います。

某予備校の通信教育を受けてはいたのですが、

最終的には、その内容よりは過去問への取り組みや、

参考書(「中小企業診断士 2次試験合格者の頭の中にあった全知識」

&「全ノウハウ」(同友館))の学習のほうが

役に立ったのではないかと思います。

過去問は、TBC、LEC、AAS、TAC社のものを

平成13年~平成25年まで取揃え、

比較しながらポイントを憶えていきました。

 

 

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創業融資

皆さん、こんにちは。


最近は、国や地方自治体の後押しや、

金融機関が積極的に融資を取り組んでいることから、

創業を希望される方が増えているようです。

 

そういった創業希望者の経営課題の一つに、

「いかに、創業資金を調達するのか?」

というのがあります。

 

多くの創業希望者は、過去に、住宅ローンや

自動車ローン以外の借入をしたことがないのが

現状のようです。

事業に使う資金を借りた経験がある創業希望者は、

ほとんどいらっしゃらないようです。

 

「どのように借りればいいのか?」

 

 

そこで、創業融資を受けることを考えたときに、

チェックしておきべき項目を挙げます

 

1.自己資金がどれだけあるのか?

金融機関が創業融資を行う際、

「自己資金をどれだけ貯めているか」

が、審査に当たっての大きなポイントとなります。

自己資金が少ない場合、融資を断られることも少なくありません。

 

2.そのビジネスに関する経験がどれだけあるのか?

自己資金と同様に、審査の際の大きなポイントとなるのが、

「新たに始めるビジネスの経験があるかどうか」

です。

経験不足の場合も、融資が厳しくなりがちです。

 

3.資金はどれだけ必要なのか

必要な資金が明確になっていないと、

「ビジネスに対して、真剣に取り組んでいない」

と見なされます。

 

4.ビジネスを行う上で必要な許認可をとっているのか

そのビジネスを行う上での、許認可を取っていなければ、

そもそも、そのビジネスを行うことはできません。

必要な許認可がないと、融資してくれませんので、

許認可が必要なビジネスの場合は、

その許認可をもっているかどうかがカギです。

 

5.ターゲット顧客

ターゲット顧客が明確になっていない場合、

販売促進の方法が曖昧になってしまい、

見込んでいる売上を確保することが難しくなります。

 

6.商品・サービスの特徴

商品・サービスに魅力(特徴)がなければ売れません。

担当者に、「商品・サービスの売れる理由」を伝えることで、

成功に繋がるビジネスモデルだと認識してもらえます。

 

7.借りたお金の使い道

どんぶり勘定の経営者を、金融機関は何よりも嫌がります。

借りたお金の使い道を1円単位まで説明することができれば、

その資金が必要な理由についても納得してもらうことができます。

 

8.販売促進の具体的な方法

創業融資を行う際、担当者が一番気にするのは、

「計画通りの売上を確保することができるのか?」

です。

販売促進の具体的な方法を持っていない事業者に対して、

金融機関が融資することはありません。

売上が確保できるかどうかわからない場合、

返済もきちんとできないとみなされるからです。

 

9.消費者ローン・カードローンの利用歴

現在、消費者ローンやカードローンで多額の借入がある場合は、

金融機関が融資を断ることの出来る合理的な理由になります。

金額については、金融機関により判断がまちまちですが、

一般的に借入額が50万円を超えていれば、

融資は難しくなりがちになりますし、

100万円を超えていれば、断られることが多いようです。

 

10.クレジットブラック情報

以前、クレジットや借入の延滞があれば、

クレジットブラック情報として残ります。

クレジットブラックの場合も、

金融機関から融資を断られる合理的な理由になります。

 

11.税金を滞納していないかどうか

税金を滞納している事業者に、

金融機関が融資することは、まずありません。

借入を行う前に、税金の延滞を解消する必要があります。

 

これから創業をめざされている皆さま。

ぜひお役立ていただければ幸いです。

 

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私の中小企業診断士試験受験時代

こんにちは。

私が中小企業診断士試験勉強を開始したのは、2012年8月くらいでした。
最初は、本屋でテキストや過去問を購入してパラパラと
読んでいただのですが、これは私の頭で独学で挑戦するには
かなり難しいなと感じ、某受験予備校に通うことにしました。

予備校の授業には土日を中心に通い、通勤の電車の中で
テキストを復習したり、過去問を解いていたりしていました。
また、朝早く(7時30分くらい)出勤し、就業時間開始までの1時間
くらい、DVDを観たり、テキストを復習したりしていました。

明けて2013年の試験では、あの伝説の経済学・経済政策が
めちゃくちゃ難しかったときで、私の自己採点では36点でした。
「これは落ちた!」と思い、そこから全く勉強しなくなってしまいました。
ところが、あの救済措置で4点の下駄をはかせていただき、
運よく1次試験合格となりました。

ちなみに、自己採点では以下の通りです。

 経済学・経済政策      40点 (36点)
 財務・経理          78点
 企業経営理論      66点
 運営管理         57点
 経営法務         48点
 経営情報システム    76点
 中小企業経営・政策 71点

 合計          436点 <合格>

そして、9月上旬から慌てて2次試験の勉強を始めたのですが、
時すでに遅し! あえなく撃沈しました。

 事例Ⅰ A
 事例Ⅱ B
 事例Ⅲ B
 事例Ⅳ B

 総合   B <不合格>

その後、1年かけて2次試験の学習に取り組み、
無事、2014年度の2次試験で合格することができました。
(この回だけ、個人情報の開示請求をしました。)

 事例Ⅰ A
 事例Ⅱ A
 事例Ⅲ C
 事例Ⅳ A

 総合   A <合格>

今、皆さんは2次試験に向けて頑張っておられることと思いますが、
例え、1次試験の自己採点の結果が思わしくなくても、
今年の2次試験に向けて、あるいは、来年への再チャレンジに向けて
気持ちを前向きな状態にしておいてほしいなと思います。

ちなみに、私が合格したときに、一番役に立った参考書が

以下の2冊です。ご参考まで。

 

中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識 (2019年版)

中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識 (2019年版)

 

 

 



絶対にあきらめない人が合格します!



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創業融資における自己資金

皆さん、こんにちは。

 

創業融資を借り入れる上において、

金融機関が重視する4大ポイントは、

「自己資金」「経験」「事業計画書」「信用情報」です。

最近は、「余裕資金」も5つめのポイントとして、重視しているようです。

 


一番目の「自己資金」ですが、

何が自己資金になるのか、厳密にわかっている方は、

意外と多くありません。

今回は、「自己資金の要件」についてお伝えさせていただきます。

 


1.日本政策公庫における自己資金の定義


創業資金を調達する際、

日本政策金融公庫で調達するケースが圧倒的に多いのですが、

実は、日本政策金融公庫のホームページを探してみても、

公庫の定義する「自己資金要件」はほとんど見つかりません。

 

唯一、見つかったのは「用語集」の中で


「自己資金(じこしきん)

一般には、手許現金や預金等の自己の保有する資金のことをいいます」


と書かれたものだけでした。

しかし、信用保証協会においては、「自己資金」について明確に定義されています。

 

2.信用保証協会の定義する「自己資金額」


信用保証協会の自己資金の定義は、

「創業される方が、事業に充てるために用意した資金」から、

「借入金等」を差し引いた金額が「自己資金額」となります。

 

「創業される方が、事業に充てるために用意した資金」とは

(1)残高が確認出来る預貯金

(2)客観的に評価が可能な有価証券に保証協会の定める評価率を乗じた額

(3)敷金、入居保証金

(4)資本金、出資金に充てる資金

(5)保証申込み前に購入した事業設備(不動産を除く)

(6)その他客観的な評価が可能な資産(不動産を除く)

 

「借入金等」とは?

(1)残存返済期間が2年以上ある住宅ローンの年間返済予定額の2年分

(2)残存返済期間が2年以上ある設備導入資金等の長期借入金の
   年間返済予定額の2年分

(3)その他の借入金全額

 

3.見せ金は必ずばれる


自己資金は多ければ多いほど、審査に有利に働きます。

また、自己資金が多いほど、借入可能額も増えます。

少しでも多く借りたいと考える創業予定者が行いがちなのが、

「見せ金」(見せかけのお金)を用意するということ。

これは、絶対にしてはいけません。

「見せ金」は、簡単に見抜かれるからです。

 

創業融資を申し込む際は、

6ヶ月分の通帳コピーを金融機関に提出します。

その通帳に、1ヶ月ぐらい前に多額の金額が振り込まれていた場合、

担当者は必ず、

「このお金は何のお金ですか?」

と尋ねます。

 

「自己資金です」と答えると、

「このお金はどうやって貯めたのですか?

貯めていた通帳を見せてください」

と言ってきます。

 

それが「見せ金」だった場合、そんな通帳はありませんから、

たいていの場合は、

「通帳は破棄しました」

と答えます。

 

そうなると、担当者は

「それでは、これは自己資金とは認められませんね」

と言って、心の中で「見せ金認定」を行います。

 

「見せ金認定」をされると、

「この創業者は、姑息な手段を使って融資を引き出そうとする人だ」

という心証になってしまうので、審査が厳しくなり、

融資してもらえる確率は極端に低下します。

最悪の場合、「ブラックリスト」に載ってしまい、

その金融機関から融資を受けることが不可能になることもあります。

 

4.金融機関からの好感度が高い自己資金の貯め方


金融機関から一番印象よく感じてもらえる自己資金の貯め方は、

「毎月、一定の金額を長期間貯めること」

そのようにして貯めた自己資金であれば、

本人の覚悟や意志の強さを感じますので、信用力が高まるからです。

創業を考え始めたのであれば、「積立定期」や「定期積金」で

資金を貯めておくようにしてはいかがでしょうか。

 

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はじめまして。

皆さま、はじめまして。KAHRTと申します。2016年に中小企業診断士として登録させていただき、某メーカーに勤務しながら社内診断士として細々と活動しています。

 

会社では人材育成を担当しており、各種研修の企画・実施を行っております。また、国家資格キャリアコンサルタントとして、キャリア開発のご支援もさせていただいております。

 

また最近、SP融資コンサルタントの資格も取得し、資金繰りや融資でお困りの皆さまのお役に立てればと思っています。

 

皆さまをヒト・モノ・カネの面からご支援できるよう努力していく所存です。

 

そして、中小企業を経営される皆さま、社員の皆様、そしてその皆さまを支援する中小企業診断士を目指されている皆さまを、ご支援させていただきたく、当ブログを立ち上げました。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

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