中小企業診断士「一歩ずつ👣」

中小企業診断士として、中小企業を経営される皆様をご支援させていただくブログです

事例I:モチベーション向上策

こんにちは。

事例Ⅰは、何を問われているか分かりづらいことがよくありますよね。
私も、「一体、この問いの真意は何だろう?」とよく悩まされました。
そんな中、いくつかよく問われるトピックを押さえておくと、
設問の真意にたどり着く糸口になるのではないかと思います。

事例Ⅰで、よく問われるトピックの一つに「モチベーション向上策」があります。
これは、奥が深く、いろいろなことと繋がっていますので、
関連してまとめておくと、役立つと思います。

モチベーション向上策のフレームとしては、ハーズバーグの
「動機づけ・衛生理論」が基本になると思います。

まず、「動機づけ要因」と「衛生要因」に分けます。
そして、動機づけ要因はさらに、「認められること」と
「職務充実と職務拡大」に分けて考えます。

 ①動機づけ要因(認められること)
  <具体策> 
   ・MBO(目標管理制度)
   ・社内表彰制度
   ・面接制度
   ・社長とのプレミアム食事会
   ・役員会議への参加権

 ②動機づけ要因(職務充実と職務拡大)
  <職務拡大:水平的拡大の具体策(社員の成熟度が低いとき)>
   ・定期ジョブローテーション
   ・CDP
   ・プロジェクト組織
   ・公募制

  <職務充実:垂直的拡大の具体策(社員の成熟度が高いとき>
   ・昇進/昇格
   ・若手の積極的登用 
   ・リーダー制
   ・役職公募制

 ③衛生要因(環境)
  <具体策>
   ・指揮命令系統の明確化
   ・給与 
   ・報奨金
   ・インセンティブ旅行
   ・ストックオプション
   ・職場環境の改善   

 参考:「中小企業診断士 2次試験合格者の頭の中にあった 全知識」(同友館)
     「中小企業診断士 2次試験合格者の頭の中にあった 全ノウハウ」(同友館)

 

 

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